ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

2019-03-03から1日間の記事一覧

EU離脱を考えさせられる「ボンベイ サファイア」

ラベルの真ん中にビクトリア女王の肖像。ボンベイと言えばインドの都市、今の首都ムンバイである。インドは1800年代半ばからイギリス統治下に置かれ、紆余曲折、苦難の末に独立を得たのは1947年であった。 当時のインドでは、マラリア予防のためのキニーネを…

【づけジン】苦(にが)うま 八朔の「ウィルキンソン ジン」漬け

朔は、新月と同義であり、陰暦では月の初日は朔となる。「八朔」は旧暦8月1日(現在の9月初め頃)。この頃から食べられると明治19年に命名されたと言うが、現在の収穫時期は12月頃からで、1か月ほど熟成させてから出荷される。真逆だ! 八朔は独特の苦み…

カフェバーのカフェではない「ニッカ カフェ ジン」

カフェはCafeではなく、Coffeyで、このジンがカフェ式連続式蒸溜機で作成されたことによる。1800年代前半に連続式蒸留機が発明され、ジンやウイスキーの大量生産が可能となった。この初期の蒸留機の特許を取ったのがイーニアス・カフェ。 マッサン(竹鶴政孝…

安かろう美味かろう「ニッカ ウィルキンソン ジン」

ラベルにNIKKAとあるが、アサヒビールのHPに掲載されており、ニッカのHPには無い。ウィルキンソンは炭酸で著名であるが、このジンは元々ウィルキンソンではない。ウィルキンソンの炭酸は日本生まれ、ジンはイギリス生まれである。 アサヒがウィルキンソ…

「ジェラニウム ジン」は ゼラニウムのにおいがするのか?

植物の名前がついたジン、2009年、ハマー&サン社(オランダ)のオーナーがゼラニウム(ジェラニウム)をメインボタニカルとして作り出したGIN。どんな風味なのか?、あのゼラニウムの臭いがするのか?、興味津々・・・封を切る。 結論から言うと、想像して…

【づけジン】 不思議な村の「じゃばら」で「ビーフィーター ジン」

柑橘類「じゃばら」は、柚子などとの自然交配種、原産地の和歌山県北山村では特産品として村を支えている。この北山村、和歌山県のどの市町村とも接していない。なぜでしょう?(島でもありません)。最近は花粉症に効くと注目されている。 強い酸味と苦みが…

赤いきつねに騙された「ギルビー ジン」

ギルビーは37.5%(赤ラベル)と47.5%(緑ラベル)がある、きつねどん兵衛か。正直言って、緑にしておけば良かった。赤、ストレートではなんか物足りない。割って飲めば同じと言うものでもない。赤いきつねに騙された?。 それでもギルビーは人気があり、赤の…

牛肉が食べたくなったら?「ビーフィーター ジン」

店の片隅で「ビーフィーターはね、ビーフ イーターで、牛肉を食べる人なんですよ。ラベルにもある近衛兵は、国王のパーティーで残った牛肉を貰える特権があったのでビーフィーターとも言われたんですね。 これをキャラクターにした・・」とちょっと周りにも聞…

6人しか作り方を知らない?「タンカレー ロンドンドライジン」

製法やレシピは門外不出、世界で6人だけが知っている」。本にも、ネット販売の商品説明にも、ブログにも判で押したように書いてある。一子相伝でもない「6人」、この文章自体がミステリアスである。6人もいれば漏れるだろう。 門外不出と言いながら、製法…