ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

6人しか作り方を知らない?「タンカレー ロンドンドライジン」

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 製法やレシピは門外不出、世界で6人だけが知っている」。本にも、ネット販売の商品説明にも、ブログにも判で押したように書いてある。一子相伝でもない「6人」、この文章自体がミステリアスである。6人もいれば漏れるだろう

 門外不出と言いながら、製法やボタニカルの説明は結構出ている。蒸留はスピリッツ作成に3回、香り付けに1回の計4回。通常より多く、これにより洗練されたきれのある味が生み出される、とされているが、そんなに特別なのか?。

 ボタニカルは、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、リコリス、アンジェリカルートを中心に20種以上。配合は企業秘密とされるが、ほかのジンでも大抵そうだろう。6人は、これ以外の、特別な何かを知っているのだろうか。

 確かに、タンカレーは何か特別である。スタンダードジンとして位置づけらながらも、プレミアムジンとも称される。タンカレーの場合、「他とは違うんだよ」という意味もあるのではないか。それでいて、価格は結構リーズナブル、ありがたい。

 公式HPでは、「洗練されたキレのある味わい」としか書いていない。ネットなどでは、華やかかつさわやか、それでいて濃厚、洗練された上品な味わいと言った表現が多い。非常に幅があるが、それだけ奥深いと言うことですかね

 ちなみに、コリアンダー、タイ語ではパクチー、日本では乾燥させたものをコリアンダー、生食に使う葉をパクチーと呼ぶことが多いという。リコリスはマメ科のスペインカンゾウ(甘草)で、園芸植物のヒガンバナ類のリコリスとは別物である。

 北欧には甘草の方のリコリスを使った、国民的な菓子(サルミアッキ)がある。見た目が真っ黒で、日本のテレビでは、もの凄くまずい「衝撃的な」菓子として話題になったりもしている。そのうちに、タンカレーの肴として・・・。