ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

ツッコミどころ満載の 「ゴードン ロンドン ドライジン」

f:id:cymagin:20190319235416j:plain

 ツッコミどころ、まずラベルの真ん中に鎮座するトレードマーク。ゴードン家の紋章のイノシシ、その由来は、他のブログ(ここ)に譲るとして、確かに牙があるからイノシシか?。龍にも見える。GORDON→DORAGON(ドラゴン)。

 次は、製造がタンカレー・ゴードン社であること。1898年、タンカレー社と合併しているが、ゴードンとタンカレー、イメージが重ならない。ちなみに、日本の販売は両方ともキリンであるが、キリンではさらにギルビーも扱っている。

 このジンが誕生したのは1769年、江戸時代中期、田沼意次が活躍した頃である。そして、この時の「1769レシピ」を守り、製造法は秘伝として世界でも12人しか知らないという。どこかで聞いた・・・タンカレーと同じだここ)。ただしタンカレーの方は6人。

 そして、2年前のリニューアル。外見も華やかに変わったが、アルコール濃度も 47.3%クラスは43%となった。旧製品に愛着があるゴードン派にとってどうなの?、味に厳しいバーテンさんは?、最近のクラフトジンを意識したのか?。

 歴史もあり、世界で一番売れているとも言われている。と言うことは、ドライジンの基準、スタンダードと考えても良い。ジュニパーが効いてキリッとした中にも、甘さを感じる。ジンの故郷の味ですかね、時々飲んで原点を確認しよう。