ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

クリオネが浮遊! 北欧の「ストックホルム ブランネリ ピンク ジン」

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 ブランネリでは小麦のスピリッツをベースに、ドライジン(スタンダード)、オークジン、ピンクジンという、結構違いの大きい3種類のジンを出している。このなかから、なぜピンクを選んだのか?、購入した日が、ちょうど誕生日だったから。

 クラフトジンは、その土地のボタニカルを取り入れて特徴を出しているものが多い。北欧のジンも、極寒地特有の様様な植物を活用している。寒冷地に住む者として、身近にある植物も多く、北欧のジンには親近感を覚える。

 ピンクジンの説明には、「ボタニカルとしてバラの花とルバーブ、さらにリンゴンベリー(コケモモ)を漬け込んで蒸留することで、ピンク色とフルーティーさを出している」とある。樽貯蔵のジンでは色つきがあるが、ボタニカルからの色というのは珍しい。

 購入したのは、東京八重洲地下街の「リカーズハセガワ本店」、1ヶ月ほどして手に取ったら、もやもやっとした沈殿物や浮遊物がかなり見られた。念のため、ハセガワ本店にメールで問い合わせをしたら、丁寧な返信を頂いた。

 「浮遊物は澱で、温度が低い時には比較的顕著になるようですが、製造過程で出る高級脂肪酸などのオイル成分が析出したもので、品質および人体に影響はございません。当店のピンクジンも同様に浮遊物が見受けられます。↓

 ↓これはうまみの成分で、小規模少量生産のクラフトジンならではの、美味しさが凝縮している証とも言えます。お楽しみいただければ幸いです」。安心して開封する。なお、ピンク色は天然由来なので、次第に薄れていくらしい。

 暖かい部屋に置いたら、沈殿物は見えなくなった。確かに果実の甘みを感じるが、甘ったるさは全然ない。酸味も結構感じるが、柑橘系でない、ルバーブ?。キリッとした中にワンポイントの暖かさ、北欧の家具(クラフト)のごとし。ロックが美味しい。