色々なクラフトジンが出て来て良くわからなくなってしまったが、従来は、ジンと言えば、①(ロンドン)ドライジン、②ジェネバ(系)、③シュタインへーガー(系)、④オールドトムジン(系)の4つ、スロージンを入れれば5つと言うのが一般的だ。
シュタインへーガーは、「ジンの元祖ジェネバと、ドライジンの中間(ちゅうかん)」、と言うのが一般的な説明で、「ドイツでは、胃を活性化させるためビールを飲む前にショットグラスで一杯飲むことが通例」との枕詞がつく。さすがドイツ人の胃。
土地の名に由来するシュタインへーガー、EUの規定でシュタインハーゲン地区で作られたものしか、シュタインへーガーを名乗れない。その代表が「シュリヒテ」、いかにもドイツ的な名前。ボトルはジェネバに見られる陶器(残量がわからない)。
飲んでみて、本当にジェネバとドライジンの中間、(私の舌では)混ぜたと言われてもわからない。ジェネバの焼酎臭さ(→ここ)と、ドライジンのピリッと来る刺激、両方を感じる。世の中、中間の評価は難しい。良いとこドリと思えばよい。
生のジュニパーベリーを発酵させて使っているので独特のカクテルを味わえるとか、キンキンに冷やして飲むと美味しいとか、たぶんシュタインへーガーならではの飲み方があるのだろう。今宵はビールも。ダンケジン。