ばっけの【づけジン】で紹介した(→ここ)、秋田県初(たぶん東北初)のクラフトジンである。限定販売とあったが、ゲット。秋田県は醸造技術が高く、このジンとは別に、杉の特徴を活かしたジンもクラウドハンティングで名乗りを上げている。
秋田県ならではのボタニカル3種、「ふきのとう」、「きくいも」、「秋田県産米」が特徴とされる。ジュニパーベリー、コリアンダーなどのオリジナルボタニカルに、特産ボタニカルを加えるというのが「ご当地ジン」「地域ブランド」の特徴である。
「米」はスピリッツの材料として使われることは多いが、ボタニカルでどんな風味が出せるのか?、炊きたてのご飯?。秋田県発酵工業は、オエノングループの中でも、「千両」などの日本酒を得意とし、焼酎などの製造も手がけている。
「きくいも」、根茎の漬け物は歯ごたえが良く、特にかす漬けは最高の肴である。イヌリンという多糖類を含み、食物繊維も非常に多い。芋とは言っても、デンプンがほとんど無いので、ダイエット食品、健康食品として人気がある。ボタニカルは花?
ボトルにもこの3種が描かれている。公式HPでは、「ジュニパーベリーの特徴的な香りの後に、「ふきのとう」の独特なほろ苦さ、「きくいも」のまろやかな風味と「米」の旨味などを感じられる味わい」とある。私はそれ識別できるのか?。
やや華奢なボトルの封を切る。香りは穏やか。口に含むと、確かに「ふきのとう」のほのかな苦みを感じる。きくいもと米は難しい。トワイスアップ(同量加水)をすると甘みを感じるが、米なのか?。私の味覚はそんなもの。素朴なジン。