2000円★★クラスの「日本のクラフトジン」、タンク容量が小さいクラフトジンの世界で、この価格を設定できるのは、中堅どころ「中国酒造(広島)」の意欲、「クラフトジンを安く提供したい」という想いであろう。
2018年の発売の際、「SAKURAO GIN LIMITED」も同時に提供しているが、こちらはORIGINALの3倍の価格設定であり、幅広い層に向けたクラフトジンの展開を目指す。庶民的なクラフトジンという一石を投じたこのジン、応援したい!
ボタニカルの種類によって、①最初からスピリッツに浸漬するもの、②蒸気が通過する際に香りを付けるものとに分ける最新の製法を取り入れている。スピリッツは沖縄のシマキビを原料としており、クリアなベースが特徴という。
確かに、最近のクラフトジンの中ではおとなしい。柑橘系の特徴は出ているし、桜も使っていると言うが、際だったものではない。それでも、クラシックやスタンダードと称されるジンとは違い、「クラフトの雰囲気」を感じることができる。
どうして飲んだらよいのか?。ストレートやロックなどでは、高価なクラフトジンとは勝負にならない。いかに「ひと工夫」できるかが、このジンの楽しみか。私なりの工夫には、ちょっと時間が欲しい。徹夜で(寝ながら)考えます。