今回は、まず飲んだ感想から。と言うのも、これまでにないスパイスショックを感じたから、香りも味も。たぶん、コリアンダー(パクチー)、これが強烈。コリアンダーが入っているジンは多いが、これだけ意識できるものはなかった。
名前にクラシックとあるが、ロンドンジンのクラシックとは異質。スペインのジンは飲むたびにビックリさせられる。それぞれの個性が強い、そして、同じスペインでも全く違う。ピカソ、ダリ、ゴヤ、ベラスケス・・・強烈な天才、ジンも。
プエルト(港)デ インディアス(インド)、スペインがアメリカ大陸や先住民(インディアン、インディオなど)を征服、支配した史実、それをこのジンが受け止める。アンダルシアのカルモナ(セビリア)は新大陸への窓口、この地のジンである。
昔も今も、スペインは飛んでいる。実は、プエルト デ インディアス、「ストロベリー ジン」の方が知られている。きっと、ただのストロベリーではないだろう(是非手に入れたい)。クラシックと称するこのジンも、かなり飛んでいるのだから。
オーシャンブルーの美しいボトル、中味がこれ程強烈なものとは思わなかった。あまり情報はないが、通販などの商品説明にそんな過激なことは書いていない。ちゃんと飲んでから書いてる?。飲み進むにつれ、その異様さが美味しさに変わる。
想像できました?。たぶん、あなたの想像とは全く違うと思います。そのうち、パクチーの【づけジン】を作ってみて、比較しながら表現できればと思っています。風味を説明するのは難しい。今回のシメは、「意外、異端」ですかね。