ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

本 「ジン大全」で、「宍戸大全」が蘇る

f:id:cymagin:20190803211257j:plain

 「大全」全てを網羅したと言うことか、表紙にはCOMPLETE、完璧である。2019年3月、「日本ジン協会」監修で出されている。ジンの基礎、歴史、銘柄(日本の17を含む172)、最後に代表的なカクテルも紹介されている。271ページ。完璧

 写真も豊富で、読みやすいし、おさえるべき所はおさえている。基礎や歴史、一度は目を通しておくと、ジンとは何かを理解することができる。掲載されている銘柄も多いので、色々調べる際にも重宝である。ジン協会と言うことであれば、信頼性も高い。

 要するに、教科書。なので、面白くはない。銘柄の紹介も、オーソドックス。ふむふむで終わる。これはこれで良いのかもしれない。ジンの醍醐味というか、楽しみは、多様性、意外性、自由度、この本なども参考にしながら、個個に楽しめばよい。

 172の内訳は、定番5(ビーフィーターなど)、イングランド40、スコットランド14、オランダ9、その他ヨーロッパ63、北米16、その他の地域8、日本17である。「その他」が2つ出てくるが、今、その他の銘柄が面白い。本場のクラフトジンも活況で、この本もすぐに改訂版が必要になるだろう。
 
f:id:cymagin:20190803211226j:plain

 大全、かつての時代劇、スタッフロールの「宍戸大全」が蘇った。殺陣指導だったかな?、宍戸大全、何とも畏れ多い名前であった。時代劇を完璧にするのが、大全。庶民や武士の色々な生き様を描き出す、ジンです。