ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

ジンではないジン 「WAPIRITS TUMUGI(和ピリッツ ツムギ)」

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 麦焼酎「いいちこ」の三和酒類が、日本の「」文化を極めるべく体現した一品である。麹をどの様に使用しているかはわからないが、テレビで見る日本酒の製造のように、材料(この場合は小麦)の上に麹を振りかけるのか?。

 「和ジン」(下記)の所でも書いたが、海外のジン(多くの日本のジンでも)、発酵過程のところがほとんど出てこない。どんな酵母を使ったとか、どの様に発酵させたのかは問題でない。その後、蒸留してしまうのだから関係ないと言うことか。

 ただ、ベーススピリッツを作る際、単式蒸留としたり、連続蒸留でも回数が少ない場合は、素材の風味が残る。ドライジンでは、これを不純物として、蒸留回数を増やしてピュアなものを作ろうとする。

 不純物(素材の風味)を活かす試み、海外のクラフトジンも含めて、こだわりを現すポイントとなっている。飲んでみる。これまでのジンとは全く違う。麹の香りのする「いいちこ」、あるいは、純米酒と「いいちこ」のブレンドと言った飲み口。

 

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 「ジン」らしさを探すのが難しい。メーカーが、ジン、ウオッカ、ラム、テキーラに次ぐ第5のジャンルと位置づけるのも頷ける。カクテルベーススピリッツとも書かれているが、そこは専門家にお任せしたい。よく見ると、ボトルには「ジン」という表示がどこにもない。

 通販さんによって、ジンに含めたり、除外したり。ジュニパーベリーを使っていない様なので、正式にはジンではないか・・・。ここまで書いてきて、そこに気づいた訳ですが、今さらなので、とりあえず「ジン」でお願いします。やっちゃったかな。