完全に誤解していました。アムステルダム・・・、「ジン」発祥の地オランダの新しいジンか、と。裏ラベルを見たら、モダンなアメリカン ジンと書かれている。「ニュー アムステルダム」は、ニューヨークがオランダ統治であった頃の地名で、このジンもアメリカ。
よく見ると、裏ラベルの裏には、エンパイヤ-ステートビルが描かれている。ボトルも高層ビルを思わせるモダンなスタイル。ただし、メーカーはカリフォルニア。発祥の地「オランダ」に敬意を込めて、この名前にしたとか。
インパクトのある名前にしたい、ということか。ラベルにある「No.485」が、妙に引っかかり、ちょっと調べてみたがわからない。メーカーのHPを見ると、同社のウオッカが[No.525」とあった。社内の整理番号?かな?。なんか、味気ない。
オランダのジンに敬意と言うことは、「ジェネヴァ」風味(下記)か?、紹介に「柑橘の香り」とあるので、爽やかでキリッとしたドライジン系か?、・・・・・・これほど意表を突かれたジンも珍しい。
柑橘には違いがないのだけれど、甘い(温州)みかん、ネーブルの、しかも相当に濃い味。ミカンジュースにジンを入れて見た(透明だけれど)、と言っても過言でないかも。この値段だから楽しめるけれど、高かったらグチるかな。
ボタニカルの「柑橘」は、ジンにとっては重要な要素。このジンを飲んでみて、柑橘の多様性、違いをもうちょっと意識して飲まないと、と(酔っぱらい頭が)思った。でも、ひょっとして、このジン、ちょっと工夫すると美味しくなるのではないか?。
試しに、カボスを搾って飲んでみた。程良い甘さの柑橘ブレンド、A評価で相当美味しい。バーテン、マスターさんの技量で、すごく生きてくるジンのような気がする。ものは使いようです。。