ホタテ貝柱の干物は、酒の肴としては絶品だ。特に、旅鉄、吞鉄には欠かせない。口の中でダシを出しながらのワンカップ、旅情を感じる一時である。この貝柱、ピンキリで、桐箱クラスから、百均(ほとんどヒモ)まで。
今回のホタテは、横浜の駅で買える、パリンパリンの一品。食感が好きで、また、比較的手頃な価格なので、ちょっと人にあげたりもしている。横浜です、青森県の。陸奥湾は、ホタテの産地で、駅は道の駅「菜の花プラザ」(横浜町)。
5個を100mlのビーフィーターで漬け、室温で1日置いた。ホタテのダシが効いた、美味しい【づけジン】ができている、はずだった。が、一口も無理、とにかく生臭い。期待とのギャップが大きすぎて、ブログを書く気にもなれない(有様)。
ダシが出ているのだから、煮詰めたら大丈夫、生臭さもきっと消える・・・確信を持って台所に。煮汁を少し残すくらいに煮詰めて食べてみる。思わぬ事態、ジンの苦さが凝縮され、さらに最悪のホタテ。ご免なさいしました。ホタテに申し訳ない。