サルナシ、あまり馴染みが無いかもしれませんが、「日本の山にある、キウイフルーツに近い植物」です。園芸品種も数多く作られ、苗木も通販されている。熟すと、芳醇で濃厚な「野性味」を味わうことができる。「コクワ」とも称される。
輪切りにすると、キウイの仲間であることがわかる。つる性の植物は管理が大変で、我が家のサルナシの樹も、あきらめて他の方にお譲りした。そして、立派な果実として里帰りし、ジンに漬かることとなった。
供した果実はキウイ味ではあるが、甘味も酸味も強く、トロッと濃厚。半分に切ったサルナシ100gにバートンジン120mlを注いで、室温に1日置いた。果皮の緑色が段々と白くなっていく。ただ、ジンの色はほとんど変わらない。
キウイの【づけジン】は、残念な結果となった(下記)が、サルナシは?。正直言って、美味しくない。甘味が少なく、酸味が強調され、植物系なのに、なぜか生臭い。もったいないので全部飲んだが、生果の美味しさは感じない。
キウイ系は駄目か・・・。キウイ類(マタタビ、サルナシ)には、アクチアニジンというタンパク質分解酵素が含まれるなど、他の果物とは組成が異なる。ということで、ジンとは相性が悪い?。サル者は追わず・・・