ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

「クラフトジン 岡山」 桃太郎はどうなった?

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 商品説明には、「米焼酎ベースのスピリッツに十数種類のボタニカルを漬け込み、銅製のポットスチルで蒸留し、さらに焼酎を貯蔵した樫樽にフィニッシュ・・・」と書かれている(要約)。フィニッシュ?、「詰め替え熟成」という専門用語らしい。

 今回は200mlのミニチュアボトル。昨今、様々なクラフトジンが登場しているが、この「岡山」、その中でも割とお高いクラス。今までミニチュアは敬遠していたが、背に腹は代えられない。ミニチュアの方が写真の収まり具合も良い。

 宮下酒造、近年ウイスキー製造に乗りだし、ポットスチル(ドイツ製単式蒸留器)もウイスキー造りのために導入されたもの。ウイスキーは熟成が必要で、ジンには、場つなぎの役割もある。ジンのそんな役回りも面白い(お高くとまってない)。

 「さわやかな香りと奥深い新しい味わいをお楽しみください」とあるが、吞んでみると、かなり個性が強い。50%なので、きつく感じるが、それ以上に強烈(独特)なのが風味。相当薬臭いが、スッと抜けるところもある。

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 頭痛の時に頭に振りかければ、効きそう・・・。好き嫌いの分かれるジンかもしれない。ウイスキーのラフロイグ、強烈なピート:泥炭香(正露丸臭)を持つ。「岡山」も香りは別物だが、それくらいのインパクトがある。

 岡山と言えば「桃太郎」、この昔話には、続きが・・・。その後、改心した鬼達や参謀の犬猿雉を従え、大陸に渡り、「ジンギスカン」になったとか(にっぽん昔話、偉ジン編)。この話も、また、ジンの由来がジンギスカンという話も聞かなかったことに。