ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

辛口シトラス 牛の 「シルヴィオカルタ ボイジン」

f:id:cymagin:20191211200921j:plain

 

 これだけ派手に「牛」が描かれているのに、日本語の説明はどこを探しても牛が出てこない。このラベルを見て買ったと言っても良いのに。ツッコミどころだと思うのに。牛肉の部位別のところに、ボタニカルらしきものが描かれている。

 原産地のイタリアも含め、外国の説明もほとんど無い。かなり少ない情報からの解釈なので真偽はわからないが・・。イタリア語で、4歳以上の去勢された雄牛が、bui(複数形buoi)で、これがboiになった(伊の言葉のあや?)。勢いのあるジンを現すため、boiginとした。とか

 日本の商品説明はすごいよ。(抜粋)オレンジやマンダリンの香りが豊かにトップノートを飾る。奥にはジュニパーベリーの香りがしっかりあり、ほのかに蜜蝋のニュアンスがある。蜜蝋?、どんな風味なんだろう?

 説明は続く・・・、味わいは辛口。ジンらしいアルコール感があるが、丸みを帯びた口当たり。ジュニパーベリー、スパイス、ハーブのアクセントが、柑橘と共に口の中に広がる。ストレートで柔らかな口当たりと柑橘の華やかさを楽しむ事が出来る。牛の説明はない。

f:id:cymagin:20191211200906j:plain

 飲んでみると、相当にオレンジ系柑橘の香りと味が強い。甘くはなく、しっかりとしたボディー、辛口のジンだが、イタリア系の雰囲気ではある。ちょっとワックス臭いところもあるが、これが蜜蝋?。カマンベールの後味の様な・・・。商品説明の半分も捉えられない。

 ちょっと味が濃いので、、ハイボールにすると美味しい。これまでに無い硬派の、大人の柑橘系ジン。シトラス系が好きな人にはお勧め。しかし、です、モ~、とに角、この牛のまなざしを何とかしてくれ。