アイリッシュジンについては、「ドラムジャンボ ガンパウダー アイリッシュ」(下記)でちょっと語った。アイリッシュ(アイルランド)ウイスキーは、雑味のないことでスコッチ等との差別化を図っているが、ジンは雑味で勝負している感がある。
「雑味」と言っても、悪い意味ではなく、それぞれが特徴を出そうとしている、と言うこと。まだ飲んでないアイリッシュもあるが、説明を見る限り、アイリッシュとしての同類性はない。個個が個性を出そうとしている。
アイリッシュジンには、大英帝国とは違うんだよ、ちょっと意表を突いてやろういう面白みがある。このジンも、ベースはロンドンドライジンだが、イングランドではない。ドライな味わいに、ちょっと華やいだ嗜好の指向、シトラスも結構あり。
ハニーサックル(忍冬(すいかずら))、赤クローバなど当地の野生植物をボタニカルしている。北欧ジンのボタニカルより、ちょっと柔らかいイメージ。高緯度だけれど大西洋の暖流の影響も感じさせられるジン。
ボタニカルとしても使われているが、国花のシンボル、シャムロック(三つ葉のクローバー)、ラグビーのユニフォームにもあしらわれている。三位一体という意もあるらしい。ストレートかロックが良い。お湯割りの寝酒にも良いZzzzzz。心技体?、寝戯怠(寝ながら怠惰にジンに戯れる)。