「ふじ」、りんごの品種の中で一番つくられている。青森県だと、約6割が「ふじ」。実は、世界で一番つくられている品種でもある。「国光」と「デリシャス」を交配してつくられたのが、1939年(昭和14年)・・・、生誕70年を越えている。
幾多の研究者が、「ふじ」を越える品種をつくろうとしたが・・・、安定生産、貯蔵性、食味等々、生産者、関係業者、消費者ににとって、これだけ優れた特性を持つ品種は出ない。70年前に、よくぞ生まれ、育て上げてきたものだと思わざるを得ない。
と言うことで、【づけジン】としても、やっておかないといけない素材。果肉と果皮に分け、それぞれ70gにウイルキンソンジン37%100mlで約1日半、室温で浸けてみた。期待したほどではないが、そこそこの色は出た(写真)。
甘い。果実自体の糖度が高いので、甘いのは当然なのだが、ちょっとベタベタするくらいだ。「ふじ」には酸味もあるのだが、【づけじん】では、爽やかを出すほどの力がない。以前試した「紅玉」に、色も味も及ばない。風味付け程度の量にしたら良かったかも。
「ふじ」、甘味と若干の酸味を求めるスイーツには最適。青森の弘前市には、アップルパイが溢れており、パンフレット(下記)には47店舗が紹介されている。辛口のジンを飲みながらのアップルパイ、なかなかベターベターなひとときです。