ボタニカルとしてレモン系の柑橘が使われたり、カクテルの素材や添え物として使われたり、ジンにとってレモンは無くてはならない代物である。【づけジン】でも、相性が良いことだろう。防かび剤を使っていない広島産のレモンを使ってみた。
バートンジン100mlに目一杯「輪切りのレモン」を入れ、冷蔵庫に半日置く。駄目でした。相当に苦い。ちょっと飲む気にサエならない。きっと、皮が苦いのだろうと、皮と、果肉に分けて、同様に浸けてみた。
皮だけを浸けたものは、やはり相当に苦い(飲めない)。果肉だけの方は、苦味は少なく、酸味のあるレモン味ではあるが、期待していた「爽やかさ」はない。爽やかでないレモン味。炭酸を入れても、レモンサワーにはならない。
レモン、【づけジン】には向きませんでした。【づけジン】は、浸けたものそのものが表現されることが多いのですが、時に裏切られる。逆の場合もあって、そこが面白い。今までの最高はラズベリーの【づけジン】でした。