ベルギーのジン。ベルギーはジェネバ(元祖ジン)の産地で、創業家の‘フィラー’も当初はジェネバの生産をしていた(らしい)。このドライジンが誕生したのが90年以上前の1928年というから、これをクラフトジンと呼んで良いのか?。
ただ、飲んでもわかるが、スタンダードの(ロンドン)ドライジンではない。クラフトしている。28種類のボタニカルにしても、ホップを入れたり、多様な柑橘を使用している。小バッチの生産など、製品はクラフトジンそのもの。
ボトルには10ページほどの冊子が付いている。その中のボタニカルの説明を見ると、ベルギーのホップ、コリアンダーシード、アンジェリカルートのほか、インドネシアのシナモン、スペインのオレンジの花と果実、イスラエルのレモン、メキシコのライムなどが並ぶ。クラフっている。
個々のボタニカルではなく、多くが調和して味を作っている感じ。ドライジンの基本は残しつつ、ほんのりとした甘さ、柑橘系の爽やかさが際立つ仕上がり、薬臭さはない。私好みのドライでマイルドな一品です。私と同じで、矛盾。
なぜ、このジンを購入したのか?。ジンには数字が付く銘柄が多いが、これでLOTO7をやりたかったから。28は外せない。LOTO7で遊んだ記事は下記を見ていただくとして、結果として、とても美味しいジンに出会うことができた。