ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

「欅 -KEYAKI- ジン」 alc.46度にして欲しかった

f:id:cymagin:20200627195001j:plain

 

 株式会社MCG (ミヤギ クラフト ジン)の「欅 -KEYAKI-」(2020.5発売)。「東北初のクラフトジン」と紹介するサイトもあるが、「AKITA CRAFT 美 GIN」(下記)が2019.1に出されている。東北初のクラフトジン(専門)蒸留所ということらしい。

 仙台のケヤキ並木(青葉通、常禅寺通)、杜の都のシンボルでもあるが、欅とかケヤキを名乗る店も多い。県の木でもあるので、宮城のジンとすぐにわかる。ボタニカルもジュニパー以外は、ほぼ県内で生産されており、宮城を表現していると言って良い。

 柚子(果皮)茶(葉)、いずれも北日本には似つかわしくないと思われるが、柚子の自生北限地は宮城であり、伊達藩の茶は献上品ともなっている。「仙台セリ」はブランド野菜として知られ、ブドウ(果皮)も宮城産である。

 ところが、スピリッツの原料はサトウキビ。焼酎系でも、日本酒系でもない、ラム系?。ボタニカルとの組み合わせの結果としてであろうが、ジャパニーズクラフトジンとしての活用は面白い、口開けが待ち遠しい。

f:id:cymagin:20200627195023j:plain

 

 オープニングの香りは、爽やかな「柑橘」。一口目、ジンとしてはやや甘口、サトウキビに由来するのか?。柑橘が効いていて「適和」、そこに、微妙に他のボタニカル達が絡む。セリの青臭さ?、お茶のほろ苦さ?、甘さはブドウ?・・・。ストレート、ロック、夏には最高です。

 この700mlのほかに、なんと1800ml(一升瓶)がある。容量が2.57倍なのに、値段は1.25倍って、どういうことでしょう。一升瓶を買っておけば良かった・・・。alc.度数は42、なぜ、46にしなかったのか?。欅坂と言えば46でしょう!。