ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

「ドーノッホ トンプソンブラザーズ オーガニック ハイランド ジン」 壺です

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 長い銘柄名。つまり、①ドーノッホ蒸留所で作られた、②トンプソン兄弟(サイモン・トンプソン、フィル・トンプソン)による、③有機原料を使った、④スコットランドのハイランド地方 のジン。

 世界中から資金を募って(クラウドファンディング)設立された蒸留所(2016)、かなり気合いが入っている。海外には、ブラザーズと名が付く会社が結構ある、かのリーマンも、「リーマンブラザース商会」だ。

 特徴あるボトルの形。ドーノッホ蒸留所が消防署を改装して造られたことから、「消火弾」を模したものとか。消火弾は、消火薬液を詰めた手投げ式の消火器である。が、この形は「ハクション大魔王」(の壺)でしょう。

 相当に大きい注ぎ口、ポンッと開封(結構爽快)。これまでに無い味わい、果物系?のほんのりとした甘さ、野草系の酸味辛さも伴う。酸味のある香りも独特。この不思議な美味しさは、常温ストレートで転がしたい。

 ボタニカルは、シモツケソウ、エルダーフラワーなど北欧系が使われており、全体的に北欧のジンに近いかもしれないが、加えて、爽やかさ、繊細さを感じる。洗練されている、計算されているとも感じる。

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 独特の蒸留法も紹介されている。90%のオーガニックグレーンスピリッツに10%のニューメイクスピリッツ(フロアモルティングされた大麦をゆっくりと発酵させ直火加熱のポットスチルで2回)蒸留しています・・・とある。わからん。

 美味しく造って頂いているので、それで良いです。壺にはまってしまった。