「エキナセア」、日本ではあまり馴染みが無いが(私だけ?)、ハーブティーなど世界的には愛好者が多い。和名は「紫馬簾菊(むらさきばれんぎく)」、花びらが垂れ下がっている様が、火消しが持っていた馬簾に似ていることに由来する。
写真の花、3つだけが「エキナセア」。撮ったあとに指摘されたが、後の祭り。でも、こんな花です。花、葉、茎を乾燥させて茶材などに使う。これと、ハーブの代表株「ラベンダー」との組み合わせなのだから、最強のハーブジンと言える。
このジンはトニック割りで色変化する。すでに、「エンブレス 1908 ジン」(下記)などを紹介したが、このジンの色の変化については、別に紹介したい。ここでは、ハーブ。ウィキペディアでは「一般にハーブは、ヨーロッパで伝統的に薬草や料理、香料、保存料として用いられた植物」です。
創業者であるマーティン夫妻は、とにかくハーブハーブの香り高き人で、ハーブ園やレストラン、ショップ等々、そのひとつとして2016年にオールド・キュリオスィティ蒸溜所が設立されている。ハーブありきのジンと言える。
日本の薬草系のクラフトジンから比べれば、やさしい。どぎつくないので抵抗感は無いが、物足りなさも感じる。程良いハーブ感のジン、と言いましょう。実は、私、ハーブはちょっと苦手(今更!)。それでも、味わえる範疇なので問題ない。
ハーブも含め、臭い、香り、匂いは難しいです。当地で「クセンコ」と呼ばれるカメムシ、その匂いも薄めると香水になるとか(口伝ですが)。このジンの魅力は、ボトルとラベルの美しさ、香水が入ってていてもおかしくない。今年は自家製のエキナセアティーを作ってみます。