ブルージン、先に「バタフライピーの花」のブルージンを紹介したが、このジンのブルーは別物。白神山地にある小さな湖沼「青池」、自然の中に溶け込んだ物静かな佇(たたず)まい。心落ち着く、静かなブルージン。
エンプレスに代表されるバタフライピー系のブルージン、確かに自然由来の着色なのだが、見た目は結構どぎつい。このジンの色は、「クチナシの花」。クチナシ色といえば黄色を思い浮かべるが、これは実を使った色。このジンは、花を加工してブルーを出している。
宿題が見つかった。① クチナシの実で黄色い【づけジン】ができるのか?、② このブルージンもトニックウオーターを入れるとピンクになるのか?、いつになるかわかりませんが、そのうちに試してみたい。
名前の通り、ロンドンで造られるクラフトジン。ネットで見ると「このジンのユニークな所は、ベルガモットのオイルを使用している点で、アールグレイティーを思わせるアロマが特徴」とあるが、私の駄舌では感知できない。
ドライです。酸味さえ感じさせるようなドライ、その中に不思議な沈殿物。まさに「青池」、ブナの森の静寂の中に。これは絶対ストレートです、時に若葉、時に紅葉を浮かべたり。サイレントです、無言(クチナシ)でもう一杯。