オランダの「スキーダム」、ジンの発祥地として知られる。オランダと言えば「ジェネヴァ」ジン。このジンも、古いレシピを参考にしたとか、ボトルの形状もジェネヴァに見られる背の高い円筒形だ。これは、美味しいジェネヴァジンを飲めるか・・・。
しかし、どの解説を見てもジェネヴァであるという説明は無い。姉妹品には「ボビーズ スキーダム ジェネヴァ ジン」なるものもある。これは、いったい何だ?。ボタニカル(ジュニパー以外)は、レモングラス、シナモン、クローヴ、コリアンダー、ローズヒップ、フェンネル、キュベブペッパー。
このジンの誕生ヒストリーの中で、インドネシアのレモングラスは重要らしい。レモングラス、イネ科の多年草で、レモンの香の基となるシトラールを含むため、レモンの爽やかな風味がある。トムヤムクンなどの料理の香り付けに用いられる。
ジェネヴァの焼酎感を意識して飲んでみる、が、全く別物。レモングラスの、ちょっと草っぽいレモン風味が強烈なジン。あまりに強烈で、ジェネヴァか、ドライジンかもわからない。これまでに遭遇したことの無い別世界の代物。
肉とか焼き魚にハーブ類をどっさりと乗せた一皿をイメージ、臭みを消すと言いながら、本来の味がわからない。ちょっと日本人には難しいジンかも。最近、言われる「フレーバージン」かな?。カクテル次第では、新しい表現ができるか?!。