ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

「ポリ イタリアン・ジン マルコーニ 46」 クセが強いネタ

f:id:cymagin:20210309194449j:plain ブランデーの一種である「グラッパ」のメーカー「POLI(ポリ)」社が造ったクラフトジン。46は、ポリ社が46番地だったので、alc.濃度も46%にしましたという数字。イタリア、ヴェネト州は長靴の後ろの上にある「履く際の持ち手」付近。正式には、「プルストラップ」と言うらしい。

 注ぎ口に装着されている「金具栓」、実はポリ社のグラッパでも採用されている。お手の物でもあるし、ポリ社のスタイルでもある。ちょっと戸惑いながら開封する。ボトルには、POLI1898の刻印が並ぶ、ポリ社の創業年とか。明治31年、創業123年です。

f:id:cymagin:20210309194528j:plain 一口目は、何と表現して良いのかわからない位強烈でした。甘みの少ない「薬酒」の領域で、酸味と苦みとスパイシー感が半端でない、それぞれが主張している。事前にググった表現は「エレガントな余韻。華やかでコクのある贅沢な味わい」。コクはあります、かなり。

 ボタニカルは、ジュニパーベリー、ブドウ(モスカート種)、モンタナ松、ハイマツ、ミント、カルダモン、コリアンダー。このジン、制作過程での「真空蒸留」が目玉らしく、低温で香りを逃がさないとか。松ヤニのクセ、結構感じます。