ロンドンドライタイプのジンですが、産地はアメリカ。サンフランシスコの観光名所ポトレロヒル(ゴールデンブリッジやアルカトラズがある)に位置する蒸留所「アンカー ディスティリング カンパニー」の小型銅製単式蒸留釜で蒸留されたクラフトジンジン。
ジュニパー以外のボタニカルは、アンジェリカ、コリアンダー、カルダモン、オレンジピール、レモンピール、シナモン、リコリス、オリス、グレインオブパラダイス、アニス、クバベ。クバペは、ジャワ胡椒だが、全体的にはオーソドックスな面子。
さて飲みましょう。高alc.(49%)なのに、ペロペロいけます、あっさりしています。名前の通り、ジュニパー感(松ヤニっぽい苦み?)が強く、加水でも、炭酸割りでもジュニパーを意識できるジンです。甘みも柑橘も程良く、上品な仕上がり。
ジンの基本は「ジュニパーベリーを使っていること」とされるが、今般のクラフトジンでは、それほど意識されることが無い。ジンに区分されるためにジュニパーを(少し)使っている事例もある。ジュニパーはジンの神(ジン)ですよ。
清楚な一級品なので、様々なカクテル素材として活用できると思うし、ロックや水割りでも美味しくいただけます。ジュニペロジンの「ペロ」は高濃度なのにペロペロ飲めるの「ペロ」でした。