羽田空港内の「とある」バー、秋田への最終便を前にグラスを傾けるシルバーな男性。仕事なのか?、趣味で上京?、孫にでも会ってきたのか?、穏やかな表情で3杯目。手には「ナイトトラベラー ジン」ベースのカクテル。夢心地のフライトになりそう。
たぶん、そんな妄想でネーミングされた秋田のクラフトジン(山本酒造の説明を膨らませてみました)。さらに、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」や、銀河鉄道999をも想い起こす「東北のジン」、応援したいです。地元、青森からは出ないな~
山本酒造の社長がジンに惚れ込み、イギリス本場にも出向き、試行錯誤して造りあげてのがこれ。社長は、イギリスからの帰途、きっと秋田への最終便に搭乗したと思う。山本酒造には、日本酒を造った際にできる酒粕が大量にあった。
この酒粕をベースとして造った焼酎がジンのスピリッツ。これに、秋田県産のキキョウ、カミツレ(カモミール)、秋田杉、りんご、芹など25種類のボタニカルを巧みに漬け込み、巧みに蒸留して作り上げた。アテンションプリーズ、これから自宅でのナイトフライト
濃厚な(焼酎風味の)「大吟醸」です。芳醇な日本酒系の甘みにジンの爽やかさが入り込んで一体化している。ほんのりと色がついているが、気にならない程度。ストレートや炭酸割りで基本を楽しむのも一興、また、不思議なカクテルにもなりそう。今夜は、夢床のフライトです。