ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

「喜多屋 KITAYA CRAFT GIN 8 BOTANICALS」 もったいないお化け

f:id:cymagin:20220307204347j:plain  福岡県八女市「喜多屋」、日本酒の老舗蔵元ではあるが、発泡性清酒の開発や海外展開、さらに、焼酎など様々な酒作りにもチャレンジしている。その中で、焼酎の醸造技術を駆使して作られたのがこの「喜多屋 クラフトジン」

 八女市にちなんで、つのボタニカルが使われている。「ジュニパーベリー」のほか、地元産の「八女茶の煎茶」と「同玉露」、「梅酒の梅」、「山椒」、福岡産の「柚子(皮)」とイチゴの「あまおう」、熊本産の「でこぽん(皮)」。ベーススピリッツは、喜多屋の大吟醸酒の酒粕で仕込んだ粕取焼酎など。

f:id:cymagin:20220307204417j:plain  内容を見ただけでも、間違いの無いバランスの取れたジンであることがわかる。飲んでみる。やや柑橘が強いものの、全体的には「正攻法」のクラフトジン。何かを際立たせるというジンでは無く、バランスの良い、ジンらしい飲み心地だ。安心して、心地よく飲める。

  ボタニカルに「梅酒の梅」とあるが、漬けた後の梅のこと??(どこにも説明は無い)。さらに、柚子でこぽんの「皮」、有効活用ですね。酒粕も。ちなみに、喜多屋が共同開発した「馨和 Kagua GIN」は、コロナで余ったビールを蒸留したもの。色々化けますね、もったいないお化け