愛媛県、温州ミカンのほかに中晩柑類が40種類以上あると言う。温州の生産量は2~3位だが、柑橘の品目数はダントツで1位。色々な柑橘が次々と採れる愛媛県、北国の者としては(アグリ)カルチャーショック、うらやましい。
年末から5月に登場する「中晩柑類」、甘夏、伊予柑、八朔と言った古参に、清見、せとか、不知火等が加わり、新品種開発が盛んな愛媛県からは、紅まどんな、甘平等が誕生している。そのほかにも、デコポン、はるみ等、多様な柑橘類が目白押しだ。
愛媛の中でも生産量トップの八幡浜市、ここの「梅美人酒造」で造られたクラフトジン。詳しい内容はわからないが、八朔、甘平、紅まどんな、伊予柑等の柑橘類を焼酎に漬け込み、再蒸留したとある。ラベルに描かれているのは「紅まどんな」
飲んでみる。様々な柑橘系のジンがあるが、これはオレンジとみかんが合わさった甘めの風味。レモン系などの爽快感は無い。そして、なんか懐かしい。駄菓子屋のみかん味(飴?ジュース?)、日本的なみかんの世界。
ビー(蜂)に「幸運」という意があることから「シトラス ビー」と名付けたこと、梅美人の梅が創業者(上田梅一)の名前の一字であること、ちょっとしたウンチクでした。