ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

「フェア ジュニパー ジン」 自分だけ楽しいんじゃ駄目なんだよ

 小論文の課題で「フェアトレード」が出たら、ありきたりな記述では無く、このジンのことを書けばきっと受かります。ただ、20歳以下だったら飲んだ感想は書かないこと。でなく、飲んではいけません。フェアトレード、直訳は「公正な貿易」。様々な国々のボタニカルを使うジン、この問題は避けて通れません。
 
 フェアトレード、「後進国や社会的弱者といった相対的に立場の弱い取引相手に対して、不当に安い価格で取引を強いることなく、対等な立場で公正な取引を行うこと」(Weblo辞書)です。ヨーロッパを中心にこの意識が高く、認証制度も設けられている。

 フランのジンですが、中央アジア「ウズベキスタン」のジュニパーベリーなどを、同社の「キヌア ウオッカ」に浸け込み、(たぶん)さらに再蒸留して作られている。ボタニカルのジュニパーベリー、コリアンダー、カルダモンはフェアトレードの認証を受けている。キヌアはアカザ科の植物で、秋田の「トンブリ」に近い。

  飲んでみる。柔らかな口当たりですが、ジュニパーの苦み、上品なシトラス感、植物由来の甘味・・・実に素敵な組み合わせです。深いです、心地よく飲めます。絶対にストレートかロックで。

 最近、新しいレシピで作られた「フェア ジュニパー オーガニック ジン」がボトル一新で出ている。現時点で、捜せば両方入手できると思う。