オレンジをボタニカルとした「タンカレー ジン」。ただ、このジンに使用されているオレンジはあのオレンジではない。ジンの名前に由来する「セビリアオレンジ」は「ビターオレンジ」に区分され、生食には向かない。
スペインのセビリア地方で生産され、多くはイギリスに輸出される。そして「マーマレード」に加工される、それぞれの家庭の味としても。皮だけではなく、果肉も苦いのだろう。マーマレードには、この「ビター」が必要という訳。
ロンドンドライジンの「タンカレー」に使われるというのも、マーマレード好きのロンドンっ子にとっては当然の流れかも。ちなみに、同じスペインでも、バレンシアオレンジは「スイートオレンジ」。
相当に「オレンジ」色、グラスに注ぐと甘いオレンジの香り。ストレートで舐めてみる。これはマーマレードです。結構な苦みもあるが、甘さもマーマレード並、ちょっとベタベタするくらい。美味しいけれど、1000mlは要らないかな・・・紅茶に入れて飲んでみるのも・・・よろしいかも。