益田市の酒造会社「岡田屋本店」、清酒「菊弥栄」やクロモジ焼酎など、端(ハタ)から見ると酒造りを幅広く楽しんでいるように見受けられる。そんな中でのクラフトジン、「森恩(しおん」・・・これも遊び心のあるネーミング。
ベーススピリッツは麦焼酎、ボタニカルは黒文字(クロモジ)、ひのき、ゆず、藪ニッケイなど。クロモジは関東以西に分布するクスノキ科の落葉低木樹で、香木として爪楊枝などに使われる。
でも、青森の低山帯にもあるよ・・・と思ったら、これは近縁の「オオバクロモジ」と言う種類らしい。山歩きに行くと、この小枝を必ず口にくわえる、山の香り。クロモジの精油(アロマ)もあるが、海外には「これ系」の香りは無い。
飲みました。薬草系ではあるが、それ程くどくは無い。炭酸で割ると「爽やか」なクロモジ感も。万物に神が宿る、ボタニカルにも。御神酒(おみき)、ジンであっても良いかも。