「河内(かわち)晩柑」、大阪の河内では無く、熊本の河内。昭和10年にこの河内で発見されてる。各地で色々な名前で生産されているが、現在、愛媛が約7割を占め、「美生柑(みしょうかん)」として産地化されている。
収穫期が春(3月)~夏(8月)と非常に長く、時に成熟果を花と(樹上で)同時に見ることができる(ラベルにもその景色が)。柑橘類の端境期に出荷できるので、生産量は増加傾向にあるとか。ちょっと特異的な柑橘だ。
製造は「横浜ベイ蒸留所」、以前「ブロンコ20」を紹介したが、これも横浜らしい斬新なジン。
まずはストレートで。これまで味わった「温州みかん」「レモン」「オレンジ」などとは全く違う。甘みとか爽やかさじゃない。辛口で渋みも強く、夏みかんの皮を想像したら良いかも。
最初はちょっと抵抗があったけれど、(今晩飲むのが)段々楽しみになってきた。花も実もある大人(おジン)の時間です。