外国のジン
イングランドのど真ん中、レスターシャ州にある「バーレイズ蒸留所(2013設立)」、ここから、この「シグニチャー」と「ピンク」、2つのジンが提供されている。我こそは「ロンドン ドライジン」といった面構えの「シグニチャー」。 「シグニチャー」、メー…
アイルランドのジン、これまでもいくつか紹介してきたけれど、共通して感じたのは「ドライジンの本質を押さえながらも、上品で素敵な遊び心」・・・でしょうか。このジンもそのものです。 ボタニカルは、ジュニパーベリー、スイートオレンジとレモンのピール、…
イギリス(スコットランド)最古のボトラー「ウィリアム・ケイデンヘッド社」の庶民感覚の「オールド ラジ」。スタンダードについては下記をご覧ください。今回は派生商品の「スパイス」を効かせたもの。 ボタニカルは「ジュニパーベリー、コリアンダー、キ…
洒落た磨りガラス仕立てのボトル、青単色なのに「XII」が映える、さすがフランス産。きっと「XII」にも秘められたストーリーがあると思ったけれど、説明が見当たらない。単にボタニカルの数か。 ガラス製のキャップ、キキッと開封し、一口目はストレートで。…
「ジェネヴァ」タイプのジン。「ホーフハウト レイカ ジュネヴァ No.45」(下記)でも紹介したが「ホーフハウト」は、新しいスタイルのジュネヴァを提供している。ストレートでの感じは、旧来のジェネヴァとドライジンの中間。 商品説明には、フランス産小麦…
「オールド ラジ ジン 46」を紹介してから時間が経ってしまった。今回は55。アルコール度数が変わって(46→55%)、ラベルの色が赤→青となっている。某通販では赤46が2,860円、青55が3,086円。 アルコール度数が違う製品を平行して提供している銘柄は結構多い…
オールド ラジ ジン、元々は1842年スコットランドの都市アバディーンで創業した「ケイデンヘッド」の製造。「サフラン」を使用したジン。大英帝国の威光を思わせる(ちょっと)考えさせられるジン。 「RAJ」、イギリスが1858年に成立させたイギリス領イン…
ウクライナ報道の中、時々登場する隣国「モルドバ」…のジン。1991年、旧ソビエトから独立したが、ウクライナ国境の「沿ドニエストル地方」がロシアの勢力圏にあるという、複雑な地勢状況にある。 形状は青い「消火器」、ラベルの説明図柄も「消火器の使用方…
「スペイサイド」 スコットランド北部の高地に位置するスペイ川流域、東京都と同じぐらいの広さがあるという。の、グレンリンネス蒸留所、小規模ながらもオーガニックを売りとする製品を造りだしている。 このジン、最高級の「真のロンドンドライジン」を標…
アメリカはオレゴン州のクラフトジン。通販サイトの紹介(要約)は、「オレゴン州の高原砂漠(デザート)に自生するジュニパーベリーを手摘み収穫して使用しているのが最大の特徴。ベーススピリッツの穀物材料やボタニカルも地元産。 湧き水も…、地元の自然…
デンマーク産。alc.47.2%なので、ストレートはちょっとキツいのですが、苦みがやや強めながら、ほんのりした甘味もあり、シンプルに美味しい。通販の説明は「使用ボタニカルは3つのみ! 多数の受賞歴を持つ洗練された味わい」とだけ。 その3つは「ジュニパ…
ベルギーのジン、ストレートで飲んでみました。濃厚なフローラル感、薄めないとちょっときついかな。炭酸で割ると、花屋の売り場にいるような雰囲気。シトラス感はあるものの、苦みとかスパイシーさは薄い。 ジュニパーベリー以外のボタニカルは、ローズマリ…
廉価版のロンドンドライジン、このタイプは「ブログに載せる情報がない」・・・ことが多い。このジンの通販説明も「名門ベリーブラザーズ&ラッド社が作るお手頃で高品質なジン」・・・との1行だけ。 海外サイトとか調べれば良いのだけれど、飲んでからのアクセス…
通販の説明は「麦100%、14種類の原料(ボタニカル?)のアロマとフレーバーを十分に得るために、蒸留器具はカーターヘッドを使用し蒸気をメッシュバスケットを通し、ステンレスタンクで3ヶ月貯蔵」・・・としかない。 「キャットスキル」、ニューヨーク州から…
綺麗な青いボトル(中身は透明です)。アメリカはペンシルヴァニア州、フィラデルフィアのジン。5回の蒸留で造られたピュアなベーススピリッツ、アメリカで唯一のドライジンと称している。 フィラデルフィア、アメリカ独立宣言の地。このジンのコンセプトは…
ゴードンのフレーバージン。海外大手の派生商品、往々にして情報が無い。ゴードンの公式HPでも「ジュニパーのノートとゴードンのさわやかな味と最高級のシチリアレモンのバランスをとるように完璧に作られています」・・・とだけ。 「レモン」の原産地はヒマラ…
2015年、南アフリカ ケープタウンに設立された小さな蒸留所(Pienaar&Son)で造られたクラフトジン。評価は高く、ボトルには受賞を記念したラベルが重なる様に貼られている。上品なボトルの装い、もったいないが、決断して開封する。 「南アフリカ共和国」…
オレンジをボタニカルとした「タンカレー ジン」。ただ、このジンに使用されているオレンジはあのオレンジではない。ジンの名前に由来する「セビリアオレンジ」は「ビターオレンジ」に区分され、生食には向かない。 スペインのセビリア地方で生産され、多く…
前回に続き、ジェネヴァタイプのジン。陶器、しかも高級感のあるややくすんだ黒。栓は封印され、オランダ色のリボンが粋な演出を見せる。1000mlの重さと「この」気品、開ける決断が必要、その前に・・・若干の情報検索。 ネットでの紹介は「高価な初期のジュネ…
ミクロネシア:ハワイ諸島、ニュージーランド、イースター島を結ぶ三角地帯、サモア、トンガなども含まれる。ポリネシア:グアム、サイパン、パラオが位置し、小笠原諸島も含まれることがあるとか。メラネシア:パプアニューギニア、ソロモン諸島、ニューカ…
LiquorPage(リカーページ)、あらゆるお酒の情報を「分かりやすく丁寧に」発信するメディアとして知られている(利用しています!)。そこに、「ウイスキー蒸留所が手がけるクラフトジン」という記事があり、8銘柄が紹介されている。 ① ザ・ボタニスト(ブル…
製造元の「ベレンツェン Berentzen」社、創業250年のドイツ最大級のスピリッツ・リキュールメーカー。北部の古都ハーゼルンネに本社がある。スピリッツの「ドルンカート」、リキュールの「アプフェルコルン」が自慢の銘柄らしい。 しかも、安い。この「ノー…
「インスタ映え」すごい。ブルーの液体も綺麗だが、ボトルを振ると凄まじいことになる。キラキラとしたラメと言うより「微粒子」が乱舞する。雲が入り乱れる様相、金箔入りの酒のレベルではない。宇宙を感じさせる世界観だ。 こんな驚きなのに、パフォーマン…
デンマークのミッケラー、 クラフトビールのパイオニアと称されるブルワリー(ビール醸造所、ワインだとワイナリー)。自前の醸造所を持たないファントムブルワリーとして知られ、芸術的な仕様は、いかにも「北欧」。 そのミッケラーが造ったクラフトジン。…
フランス北西部に位置するノルマンディ、「ノルマンディ上陸作戦」でその名を思い起こすが、ちょっとググってみたら、古来からの壮大な歴史に圧倒された。このブログで語るには恐れ多い。ひとつだけ、ノルマン人は「ヴァイキング」です。 このジンのベースス…
カスクは「樽貯蔵したよ~」ということ。オリジナルを下記に示したので、説明は簡単に。カルバドス(りんごの醸造酒)の名門が手がけたブランデーベースのクラフトジン。オリジナルの美味しさにはビックリしました。 そんな「ル・ジン」を樽貯蔵したボトル。…
逆輸入品の「ゴードン」はグリーンボトル。20世紀初頭、オーストラリアに大量輸出した透明ボトルが好評だったことから、海外向けは「透明」、英国国内向けは(従来からの)「緑」と言うことになったらしい。 世界展開されているゴードンなので、地域(国)ご…
キング オブ ソーホー・・・って何?、誰?。「ソーホー」、ロンドンのシティオブウェストミンスターにあり、かつては歓楽街として栄え、その後レストランやメディア企業などによるお洒落な街となり、今やトランスジェンダーを象徴する地ともなっている。 その…
「多様性」や「個性」を主張するクラフトジン、地域を表現する銘柄も多いが、その地域も季節によってうつろい行く。そんな四季を具現化したのがアイルランドの「グレンダロッホ」。春・・夏・・秋・・冬。今回完結しました。 春を紹介したのが4/25、それから夏(7/…
以前、ブドウをアルコールの原材料(スピリッツ)とする フランスのコニャック系?ジン「ジーヴァイン フロレゾン」(下記)を紹介した。その流れを汲む「ノエゾン」、これも生粋の「ブドウ」ベースのジンです。 nouaison〈仏〉ヌエゾンは日本語にすると「結…