日本のジン
この数年、全国に展開したクラフトジン。この北日本にも押し寄せ、これまでにもいくつか紹介してきた(下記)。ですが、青森は音沙汰が無い。焼酎の製造拠点がある所はクラフトジンに取っ掛かりやすいけれど、青森には多くない。 そんな中で、青森のヒバを使…
山梨県のビールメーカー「Far Yeast Brewing(ファーイースト ブリューイング)株式会社」。多くの個性的なビールを提供していて、「オフトレイル(未舗装の道路)」は開拓精神に長けたビール類のブランド名。そこが製造するクラフトジン。 余剰のビールを蒸…
このユニークなラベル、中津ジンについては、ちょっと前に「カモミール」を紹介した(下記)。そこでも書いたが、13種類ものジンを揃え、それぞれにそれぞれのラベルが貼られている。この「ドライジン」のラベルも実にユニーク。 一般的に、最初にオーソドッ…
エシカル スピリッツ株式会社と千代むすび酒造のコラボ、これまでもいくつか紹介してきた(下記)。が、エシカルのHPを見るたびに新製品が産まれている。今回は京都のトウガラシ、と言っても京野菜ではない。 「新京野菜」と位置づける「京の黄真珠」、ハバ…
球磨焼酎がベーススピリッツで、ボタニカルはジュニパーベリーのみ…というシンプルなクラフトジン(ラベルにもSINGLE BOTANICAL GIN とある)。だが、飲んでみると結構強烈な「薬草感」。でもクセになる一品。 球磨焼酎は米スピリッツなので、この組み合わせ…
一見ケバいラベル、ですが、良~く見ると可愛らしさや工夫も見られる。岐阜県「中津川蒸留所」の造りで、カモミール(和名:カミツレ)をボタニカルとしたジン。ラベルにも白い花の群れが描かれている。 この蒸留所では、このほかにも多くのジンを提供してい…
コロナが猛威をふるっていた当時、飲食店は閑散とし、飲まれない酒類の行き場がない・・・といった飲み助にとっては実に淋しいニュースが溢れていた。特に消費期限が短いビールは廃棄せざるを得ない。 そのビールを【消費期限のない】ジンに造り替える企画は沢…
直近ブログで「セカンド エディション(以下、2nd.)を紹介した。今回のファーストエディション(1st.)は、2021年クラウドファディングで立ち上げ、想定の2倍以上の支援があった。コンセプトは2nd.と同じく、「廃棄されてしまう壱岐産の野菜や果実を救うジ…
クラフトジンの楽しみは、作り手の想い(ネットなどで解説)を見聞きしながら味わうことかもしれない。昨今の日本のジンの多様性はそれぞれの土地の自然、歴史、立ち位置、地元ボタニカルの調達など、「詰まって」います。 このジンも「壱岐」が濃縮されてい…
直近ブログでシソの【づけジン】やら、トニックウオーターによる色の変化を紹介した。今回は「シソ」を使ったちゃんとしたクラフトジン。オエノングループの中核となっている合同酒精が提供する「鍛高譚(たんたかたん)」シリーズのジン。北海道白糠町 ジン…
鹿児島県知覧「佐多(佐夛)宗二商店」のジン、これまでもいくつか紹介してきた(下記)。「AKABANE(赤屋根)」シリーズなど、焼酎の醸造技術を生かしたシンプルで味わい深いクラフトジンを提供している。 今回の「ディープ スパイス ジン」も飲む前から期…
新潟県南魚沼「ろくもじ株式会社」のクラフトジン。現在までに「#01」、「2022 Special Edition」、「Green Planet」が発売されている。販売店が限られており、確認したところでは完売状態だ。生産数も少ないが、人気も高い。 「#01」は2020年に販売が開始…
先に、海外大手のジンは情報が無い・・・と嘆いたが、日本のクラフトジンはあまりにも情報が多く(下記など)、リンク先を紹介したら書くことが無くなってしまう。しかし、溢れる情報を要約するというのも・・・・必要か。 金沢のALEMBIC大野蒸留所、2022年から製造…
愛媛県新居浜市「近藤酒造」、明治11年創業の清酒メーカーが造ったクラフトジン。このジンの主役は愛媛のブランド温州「真穴(まあな)みかん」。農林水産大臣賞や天皇賞にも輝いている。皮が薄く、濃厚な味わいとか。 その「真穴みかん」の果実、皮、花、新…
見た目、スペインっぽい風ぼう・・・ですが、横浜のジンです(現在のラベルはカラフル)。横浜を世界のクラフトビアシティにすることを目指す「横浜ベイブリューイング」社が、横浜日ノ出町に「横浜ジン蒸溜所」をオープンさせた(2021/12)。 当蒸溜所製のクラ…
長崎の出島に上陸した飲み助のオランダ人、母国のジンが懐かしかったのだろうか?。1812年、オランダ商館長ドゥーフのため長崎奉行所 茂(しげ)伝之進(デンノシン)が見様見真似(みようみまね)で造ったとか。そのジンを見様見真似で再現したクラフトジン…
北海道のほぼ全域をカバーするコンビニ「セイコーマート」が提供するクラフトジン。オホーツク海に近い滝川町の和ハッカ農家が、「地域を応援してくれる会社に自分たちの大事な原料を使ってほしい」とセイコーマートへ相談したのがきっかけとか。 滝上町の和…
商品名に「クラフトジン」とあるものの、湯沢・越後ともスピリッツで無くリキュール。湯沢の原材料にはジュニパーベリーとあるが、越後には記載が無い。本人がジンと言うのだから、ジンにします(いい加減なブログですし)。 新潟の伝統野菜「神楽(かぐら)…
「道後ジン」:検索すると「道後ジン 六媛(ろくひめ)」がヒットしてしまう。同じ愛媛県水口酒造のクラフトジン。「六媛」は麦焼酎をベースにぶどう「ピオーネ」、いちご「紅い雫」などをボタニカルとして使用している(下記)。 今回の「道後ジン」、酒粕…
遊び心満載、熊本「高橋酒造」のクラフトジン。高橋酒造 は球磨焼酎(米焼酎)の「白岳」や「しろ」を販売するトップクラスの醸造元。しかし、このジンのベーススピリッツは焼酎系ではない。 4年間の試行錯誤の結果、焼酎を捨てた。ニュートラルスピリッツ…
「南部美人」、120年の歴史を持つ岩手県二戸市の老舗酒造メーカー。HPを見させて頂いた。日本酒のラインナップも含めてシンプルだけれども、画像も含めてセンスが良い。「南部藩」:岩手県北部を中心に、青森県や秋田県の一部を支配した南部氏に由来する。 …
長野県南佐久郡「黒澤酒造」のクラフトジン。黒澤酒造については、以前に「黒澤白樺ジン」を紹介した(下記)。SOBA GINは米ベースのスピリッツに、ボタニカルとして長野県のそば茶、ミョウガ、杉の葉などが使われている。 自社で採取した白樺の樹液も添加し…
醸造元「光武酒造所」は以前にも紹介した。このジンと真逆なシチュエーションとして(下記)。「シティーハンター」、1980年代「週刊少年ジャンプ」連載の北条司氏によるコミック。単行本の累計は4600万部とか。 私はあまり繋がりがない。当時、こういった傾…
沖縄の「まさひろ ジン」、これまでに3種類を紹介した。「オリジナル」と「バーテンダーズ バッチ」の2019と2020。いずれも沖縄独特のボタニカルをふんだんに使っていて、記憶に残るイッピンでした。今回は、バーテンダーズ バッチの第3弾「2021」。 今回…
六媛の媛は「愛媛県」の媛、46都道府県の中で「愛媛」は最高のネーミング(私的に)。青森は2番目で良い。そんな愛媛のクラフトジン。「六」は松山市などの6市町が連携した『まつやま圏域未来共創ビジョン』の6。 その6市町の特産品を集めて作ったのが「…
榊(さかき)ジン、和歌山県「プラム食品株式会社 紀州熊野蒸留所」のクラフトジン。外箱やラベル、なかなか凝った代物(神々しい)。和歌山県と言えば梅(プラム)、この会社も梅酒など、梅製品が主体となっている。 榊ジンにはXV(15)、XIX(19)、XXV(2…
「水鐘」? ネットで検索しても良くわからない。ジンの説明では「鐘(かね)を衝いた時の音が水面に波紋として広がっていく」とあり、ボタニカルの香りや余韻が広がっていく様を表現しているらしい。 北水鐘の「北」は北海道。ラベルには丹頂鶴。ジュニパー…
茨城県那珂市「木内酒造」のクラフトジン。「蔵風土」はクラフトをモジっているのだろう。が、木内酒造が200年の歴史を持つ酒蔵として、「蔵の風土」を背負って造り上げたジンであることを謳っているのであろう。 いかにもクラフト。外箱は内面が真っ赤なア…
茨城県北部、筑波山近くで造られたクラフトジン。約300年の歴史を持つ「来福酒造」作(福来る!)。ボトルは厳か(おごそか)。しかも、よく見ると、黒のラベルには多くの黒い図柄が描き込まれている。 私の撮影技術では、この図柄を十分表現できない(現物…
「赤鳥居」の「オリジナル」については、2年前の正月に紹介した(下記)。今回は「プレミアム」。黒ボトルになって、赤い鳥居が神々しい。株式会社「竹光酒造場」や赤鳥居については、「オリジナル」の記事を見ていただきたい。 「オリジナル」のボタニカル…