ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

そっけ 「AKAYANE(赤屋根) ジュニパーベリー オンリー」

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 鹿児島知覧の佐夛宗二商店は、芋焼酎の醸造技術を活用して様々な「スピリッツ」を造っている。ウオッカ、アブサンなど。さらに、どこに分類して良いか?わらないスピリッツも沢山ある。オリエンタルシリーズは、カルダモンやコリアンダーなど9種類もある。

 まさに「ジン」のボタニカルなのだが、ジュニパーベリーが入っていないので、(正式には)ジンではない。正式な「ジン」は、この「ジュニパーベリー オンリー」など数点が出されている。焼酎メーカーが造ったスピリッツの中のひとつ、の位置づけ。

 名前の由来は、ボタニカルとして「ジュニパーベリー」しか使っていない・・ということか。確かに、ボトルの原材料名にも、「芋焼酎(国産)、ジュニパーベリー(ボスニア・ヘルツェゴビナ産・マケドニア産」としか書かれていない。

 と思ったのだが、メーカーのHPには、「野生のベリーや植物の青い茎を連想させる香り、ライムの皮、ジャスミンの白い花や石灰、微かに生姜や麝香臭と共にアルコール臭も追いかけてくる香り」とある。色々なボタニカルを使っている?、混乱

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 飲んでみると、ジュニパーを感じる焼酎だ。本当の所はわからないが、「ジュニパーベリーだけを使った、本格的なジン」で良い。色々な焼酎ベースのクラフトジンがあるが、これだけ「そっけ(素っ気)のない」美味しいジンも「くらふと」だ。

 「そっけ」は、方言で「そっかー」「そうなんだ」と言う意味で使われることがある。自分なりには、ジュニパーベリー オンリーと「納得」して味わいます。