遊び心満載、熊本「高橋酒造」のクラフトジン。高橋酒造 は球磨焼酎(米焼酎)の「白岳」や「しろ」を販売するトップクラスの醸造元。しかし、このジンのベーススピリッツは焼酎系ではない。
4年間の試行錯誤の結果、焼酎を捨てた。ニュートラルスピリッツ(中性スピリッツ)を使用している。醸造用エタノールだ。ボタニカルの風味を最大限現すためには、クリアなニュートラルが必要だった。
焼酎メーカーでは無く、酒造りのプライドを優先させた。ボタニカルは柑橘(ゆず、不知火)、相良茶、小国杉、生姜、椿などの熊本素材が使われているが、ビックリなのは「米の籾(もみ)殻」。
かつて、りんごのパッキング等にも使われていたが、確かに芳ばしい香りがする。米の籾殻・・・米焼酎メーカーのプライドも(実は)捨ててはいなかった。ボトルの様相も最高、添付されているパンフレットも気遣いで溢れている。
呑んでビックリ、濃いです。ほんのり甘い柑橘風味・・・ですが、熊に体当たりされた様に「どーん」きます、重厚な美味しさが。濃厚ロックがお薦め、籾殻味を探しながら・・・。BEAR'S BOOKを翻訳すると「熊本」(今わかった)。高橋酒造のオンラインショップで(今、販売延期かも)