アイルランドのジン、これまでもいくつか紹介してきたけれど、共通して感じたのは「ドライジンの本質を押さえながらも、上品で素敵な遊び心」・・・でしょうか。このジンもそのものです。
ボタニカルは、ジュニパーベリー、スイートオレンジとレモンのピール、ルバーブとアンジェリカとコリアンダーとリコリスとオリスのルート(根茎)、キュベブペッパー。なんと根が5つ。このジンは「根」がポイントかも。
苦みも上品で、甘みも柑橘系の爽やかさがあり、全体としては濃厚な造りなのだけれど「さっぱり」感もある不思議さ。濃厚な分、炭酸で割っても味わい深い。遊び心もあり表装も素敵な一品。
根の出汁が染みたジン、今回は「根」のありがたさを味わいました。ジンの特筆は多々あるけれど、「根」の味わいを引き出した効果も逃せない。きりたんぽ、芹は根も入れないと駄目だとのことです。
根の大切さ、人生です。