ジンの種類は、①(ロンドン)ドライジン、②ジェネバ(系)、③シュタインへーガー(系)、④オールドトムジン(系)、これに、⑤スロージンを入れることもある。昨今のクラフトジンは多種多様で、別扱いにする方が良いのかもしれない。
それは別として、今回は、⑤のスロージン。実は、ジェニパーベリーを使っていないし、alc.も25%程度なので、スピリッツではなく、リキュール。と言うことで、厳密にはジンでないかもしれないが、ジンと名前がついているので、このブログではジン(寛容な精神で)。
スピノサスモモ(西洋スモモ)に成る果実を「スロー」と言い、それを漬け込んで作られるイングランドの田舎の果実酒であり、日本の「梅酒」的な存在と言える。ただ、有名どころのジンメーカー(ゴードン、ボルス、シップスミスなど)でもスロージンを出しているので、日本でも数種類は吞むことができる。スロージンを使ったカクテルも多い。
吞んでみる。色は濃い赤紫色で、プルーンと同じような色合い。結構甘いが、甘味料は使われていないとのこと、その他の添加物も。ピリッとも来ないので、ジュース感覚で(美味しく)飲んでしまう・・・、25%はあるので、それなりに酔う。
ラベルのデザインはなかなか洒落ているが、Roxtons for Japan Import System とあるので、完全に日本向け製品。疲れた時に頂くと、ゆったりした気分になります。スロー(SLOE)で、スロー(SLOW)、スシローではありません。