ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

「よきつき 令月 ジャパニーズ クラフト ジン」 クラフト 極秘の6段重ね

f:id:cymagin:20201118202507j:plain

 

  一昔前まで、「クラフト」と言えば、手芸品、工芸品、民芸品、ペーパークラフトなど、手作り感覚のアートを表現するものであった。大量生産品で無いビールを「クラフトビール」と称し、一気にクラフったジンも。私、最初は抵抗があったのだけれれど、慣らされてしまった。

 この「よきつき 令月」、日本酒から造られたベーススピリッツに、長崎の果物(温州みかん、レモン、びわ、苺)と、由緒ある「梅ヶ枝酒造」にちなんだ「梅の古木の枝」をボタニカルとしている。 びわ、苺、梅の枝、中身は当然クラフトだ。

外箱が「ペーパークラフト」、捻れた立体型で、作るのにも苦労があったことだろう。 青いボトルも流れる様な型取りが新鮮なクラフトガラス ラベルもクラフト、段ボールのような白い紙の上に幾何学的なデザインの図柄。

f:id:cymagin:20201118202548j:plain

 究極は、⑤ 水引、これこそ民芸品(描いているのでは無く、ちゃんと作られ、締められている)。 締めのクラフトは「名前」、「令月」は、何事をするにもよい月。めでたい月という意味だが、これを「よきつき」と読ませる言葉のクラフト。

 驚異なのは、②以降の「クラフト」は、梅ヶ枝酒造のHPにも、どこにも紹介されていないこと(どうして?)。ここまでこだわったクラフト職人に拍手。温州とレモンの柑橘感とビワ?苺?のほんのりとした甘みが美味しい。梅の枝は、さすがに?