ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

クラフトジン「こころ」 日本のジンでないのです???

f:id:cymagin:20210315210417j:plain   ボトルに大きく「こころ」の表記、封印にはダメ押しの「森の魂」。ところが、このジンのカテゴリーは「海外のジン」。ここには、ナチュラリストC・W ニコル氏が係わっている。自然に対する接し方だけで無く、社会(商売)とのつながり、ニコル氏のインパクトは大きい(体も)。

 ニコル氏、英ウェールズ出身ながら、1980年から長野県黒姫山に「アファンの森」を構え自然保護活動を行なっている。ここらへんの主旨は省略するとして、ここを訪れたのが甥の醸造者ジェームス・ニコル氏。そこで魅了されたのが「山椒」というストーリー。

f:id:cymagin:20210315210513j:plain  と言う訳で、造られているのはロンドンですが、一般的な8種類のボタニカルに加えられているのが熟す前の「青山椒の実」、ここで日英の「心(こころ)」が合体するのです。ちなみに、写真の蘭は日本のデンドロビュームの石斛(セッコク)です。

 呑みました。山椒を表現しているクラフトジンは日本でも多い(サントリー六、季の実など)。世界の人が「山椒」をどう評価するのか?。逆説的に、日本人だけがわかる味(風味)というのがあっても良いかな。