なんとも「お洒落な」ボトル。ロンドンの郊外、イギリスで最も美しいとされる田園地帯に広がる「サイレントプール湖」の湖畔に位置する蒸留所で造られている(とのこと)。名前も、ボトルの青(エメラルドグリーン)も、この湖に由来する。
使用する水も湖から。石灰層を通って湧き出す水は、青く透き通る。この「軟水」が口当たりがまろやかで優しいジンの基となっている。ボタニカルは24種類、これらをそれぞれに適切な方法で抽出し、合わせることで複雑な風味を造り出している。
常温ストレートで口に含む。alc.43%だが、それを感じさせない「まろやかさ」。心地良い甘さとシトラス感、多くのボタニカルが調和し、気品があり、非常に完成度の高い逸品に仕上がっている。心が落ち着く美味しさです。
炭酸割りは、この柔らかさを壊してしまうし、トニックの甘さも入れたくない。薄めるとしたら、常温のミネラルウオーター(できれば軟水)。バーテンダーの方は、どう使いこなすのかな?。この年末年始、サイレントに過ごす良き「相棒」に出会えました。
青森県の白神には「青池」という小さな湖沼があります。神秘に青く、その様は正に「サイレントプール」です。よろしければ、白神、青池でググって見てください。