「ジェネヴァ」タイプのジン、要するに【元祖ジン】である(下記の囲み参照)。そしてこのジン、「新しいスタイルのユニークなジュネヴァ」の肩書きを持つ。ボトルのデザインも、旧ジェネヴァの陶器スタイルとは違い、垢抜けている。
ホーフハウトのジンは、このほかにNo.24、No.60、プレミアムがある(知る限り)。ボタニカルの違いによるらしいが、前2品は(ネット上では)品切れで詳しくはわからない。クラフトジンの流れの中、ジェネヴァにも変革が訪れている。
ボタニカルは、バニラ、カルダモン、リコリス、アンゼリカ、フェンネルシードなど。飲んでみる。意外と古きジェネヴァ感は残しつつも、ハチミツのような甘さ、微妙な苦みなど、新しさも感じさせてくれる。この甘さはバニラか。
説明を見ると、「熟成モルトワイン(大麦、ライ麦、コーン)をブレンドし、ボリュームある仕上がりに」とある。これが良くわからなかったのだが、大麦などのスピリッツをワイン樽で熟成したもの、と解釈した。液体も色づいている。
スタンダードのジェネヴァとは比較しないことにしましょう。若い人も熟年も多様性の一員、どちらにも良さはあるし、不得意もある。ありがたく飲みましょう。