ジンを楽しみ ジンで遊ぶ

ジン(酒)そのものを味わっています。国内外のジンを紹介するとともにジンで色々遊んでいます。

「KWVクラックスランド ジン」 南アフリカ型

f:id:cymagin:20210222183320j:plain ベーススピリッツ(アルコール源)はブドウ100%ボタニカルとしてトリュフ(カラハリトリュフ)を使用、しかも「南アフリカ産」という、最高に興味をそそられるジン。それ以外のボタニカルは、ジュニパーベリー、コリアンダー、アニスシード、カルダモン、ハニーブッシュ、アーモンド、レモン、ルイボス

 「ルイボス」、ケープタウンの北に広がる一帯にのみに自生するマメ科植物(エニシダに近い)。温度差のある乾燥気候に適応していて、他の地域では栽培ができないという。流行の健康茶「ルイボスティー」のほか、リキュールとしても使われている。

f:id:cymagin:20210222183354j:plain 「ハニーブッシュ」も同じ地域に自生し、花や葉に蜂蜜の香りがあるマメ科植物で、これもお茶として流通している。「カラハリトリュフ」、トリュフの仲間らしいが、詳しくはわからない。ラベルのサイドに、ボタニカルが描かれている。

 飲んでみる。しっかりと、濃い!。しかも、なんとも不思議な世界、苦みの効いた酸味、ほんのり甘みのある腐葉土的な土臭さ。どっしりとした大地を想わせる「通好み」の逸品だ。加水すると、ゆっくりとその世界を味わうことができる。

f:id:cymagin:20210222183429j:plain 今でこそ、「南アフリカ型」など、新型コロナウイルスの脅威が語られている。クラフトジン、そのが魅力だけれど、クラフトコロナは御免です