ブラックウッズ蒸留所、スコットランドのシェットランド諸島発のジン。本土からはるか離れた北緯60度。稚内が45度だから相当の寒地だ。ブラックウッズジンには、alc.60%という強者がある(写真右奥)、これは後日紹介するとして、今回はalc.40%。
ラベルに「2012 ビンテージ」とある。ワインで言う「2012年もの」ということ。このジンは、製造過程で熟成という行程があり、それを売りにしている。ちょっと調べてみると、2007、2012、2017と記された製品がある。
年によって、ボトルなりラベルが全く違う。ブラックウッズ蒸留所は2002年にできているので、5年ごとのビンテージということか。手元にある60%ジンは2017産で、スラッとしたボトル、この年の40%も同じボトル体型だ。今、日本で入手できるのは40%は2012、2017、60%は2017。
ジンに、熟成がどの程度影響があるのか分からないが、クラフトジンとしては面白い。ボタニカルは、シモツケ、カウスリップ、タイム、アイプライトなど15種とある。カウスリップはプリムラ(クリンソウ)、アイブライトはコゴメグサの類らしい。
ストレートで吞んでみる。かなりハーブを感じるが、これまでに無い趣き。爽やかさも。たぶん、タイムが強いと思うのだが、ほかのハーブも折り重なって独特の世界(結構強め)。アロマの香りと言うよりは、落ち着いた味わい。
ラベルは、ブラックウッズなのか?、写真では良く表せないが、きらきら光る鳥が舞う。ブラックウッズ、黒い木、黒木瞳、黒木薫・・・私は元ロッテの黒木知宏投手(ジャーニー)が好きでした。