現在、酒「自粛」中。そこで入手したのが、国産「ノンアルコール ジン」。裏ラベルの品名は:清涼飲料水(ボタニカルウオーター)、原材料は:バラ、ジュニパーベリー、コリアンダーシード、カルダモン、ラベンダー。ジンのボタニカル達だ。
事前にネットで見てみると、「めちゃくちゃ美味しい」、「バラの香りが最高」・・・など、期待が持てる。使われているバラ(エッセンス)は、オーバーナイトセンセーション、ゴル・ムハマディと言う品種で、ローズウオーターで多く使われる。
きっと甘い香りの、爽やかな「清涼飲料水」だろうと想像しながら封を切る。オ~、かなりの「スパイシーさ」に直撃される。ロースウオータの雰囲気ではない。コリアンダーなどの独特の風味や、ジュニパーの苦味も結構強い。甘みはない。
本当のジンでも、これだけクセのあるものは少ない。ストレートで飲む代物ではない(酔えないし)。トニック割りとか、カクテルに使用するとか、その道のマスターでないと生かせないのかも。なにせ、これを作ったのが、著名なバーテンダーと言うことなのだから。
最近のノンアルビールの味は、アルアルビールに引けをとらない。が、このノンアルジンは、アルアルジンとは別物。ブログをツイッターで紹介するようになって、カクテルバーなどの方にも見て頂いている。ノンアルカクテルの素材としてどうですか。
ラベルの器は、江戸時代に作らていた陶器製蒸留装置「蘭引」で、蘭学者などが使用していたらしい。これを進化させた「純引蒸留器」というのが市販され、ハーブの蒸留水作りなどで使われている。ジンも作れないか?と思ったが、これは違法だ。
ご購入は武蔵屋さんで。