山椒をボタニカルとして使用しているクラフトジンは結構多い。特に、和のボタニカルとして重用されている。一般には、山椒の実を使っているのだろうけれど(説明がないものも多い)、山椒は新芽(若い葉)もなかなか良い香りがする。
「バートン ドライ ジン」は、「マイルドでややぼけた」ジンと紹介した(→ここ)が、山椒で引き締めを計れるか(ぼけ解消!)。山椒はこの時期(5月上旬)、新芽とともに小さい蕾も見られる。葉をちぎってみると、実に爽やかな香りだ。
山椒若葉5gに、バートン ドライ ジンを100ml入れ、冷蔵庫に半日置いた。ひたひたと浸かる位で、ちょっと山椒が多いかとも思ったが、失敗は覚悟の上。今日は時間があったので、途中途中で「つまみ舐め」をしながら、結構良いかも!。
できあがり、最高にうまい!。生の葉を口に含んだ、そのものがジンに乗り移っている。さすがにかなり濃厚だが、爽やかさがあり、くどさは全くない。マイルドなバートンジンを使ったのが正解?(たぶん、どんなジンでも良いと思う)。
若葉はこの時期にしか採れない。ちょっと多めに造り「常備ジン」として楽しみたい。今まで、常備ジンとして確保しているのは、「りんごのネバージン漬け」(→ここ)、「ジュニパーベリーの柿の渋抜き漬け」(→ここ)。山椒若葉は三つ目になる。