イタリア発のクラフトジン。この「オリジナーレ(オリジナル)」の他に、「マルフィ コン リモーネ」、「マルフィ コン アランチャ」、「マルフィ ジン ローザ」の4種類が販売されている。リモーネはレモン、アランチャは真っ赤な果肉のグレープフルーツである。
コンは、withの意とのことで、それぞれ、レモン、アランチャから造られていることがわかる。このほかに5種類のボタニカルが使われている。ローザは、バラが使われてるわけでなく、ピンク色だから?、これには、コンが付いていない。正直!
ボトルの色使いや形が如何にもイタリア、栓の上に丸い青、これが下まで続く。表現が難しいので、写真をご覧下さい。実にイタリア。フランスでも、スペインでも、もちろんドイツでもない(行ったこともないのに・・)。
そして、中味も相当お洒落。ちょっとジンの苦みはあるものの、甘味もあって、これは「レモネード」。これだけ柑橘をメインにしたジンは初めて。しかも、レモンとすぐわかる。「オリジナーレ」でこれだから、「コン レモーネ」は、レモンレモンレモンだろう。
最近のクラフトビール、様様なフレーバーでアレンジされた製品の人気が高い。従来のビールに固定観念のある酒飲みにとっては、ちょっと苦手かも。「マルフィ」を見ると、ジンも同じような流れか。若い人向き、商品広告もおじさんは対象外。地中海のビーチに似合う。
(おじさんにとって)異質なジンではあるものの、おいしく飲めるアイデアが湧いてきた。準備があるので、そのうちに、乞う御期待。いずれにしても、北欧のジンとは正反対、じっくりと味わうタイプではない。ハッピーな時に。