「スコットランド愛」いっぱいのクラフトジン。蒸留所はローモンド湖畔、際(きわ)には「スコットランドの富士山」(ボトルラベルにも描かれれている)。青いボトルはこの山を彩るヘザー(つつじ科の低木)の花のイメージ、そこに位置する蒸留所で造られている。
ジュニパー以外のボタニカルは、アンジェリカルート、オレンジ、バラの花びら、コリアンダーの種子、四川唐辛子、ブラックベラカント、オリスルート、カッシア、甘草、ローワンベリー。わからないのは、ブラックベラカラトとローワンベリー。
ブラックベラカラントは「黒スグリ(カシス:日本では青森県が主産地)」。ローワンベリーは、たぶんナナカマド類の実。街路樹に植えられているナナカマド、秋には鳥が食べない。ひと冬(低温)をくぐることで渋みが抜けて、お腹のすいた野鳥の餌となる。待つのが最大の調味料。
呑んでみる。オーソドックス!、各々のボタニカルを少しずつ感じるものの・・・、総合的に飲みやすく、味わいのある完成された一品。安心して飲める。カクテルでなく、加水か炭酸で。完成度を味わって欲頂きたい、飲みたい気持ちをちょっと待ってから。