イギリス(スコットランド)のシェットランド諸島、ブリテン本土のさらに北170kmの島々。北緯60度は、アラスカ、カムチャッカ半島のライン(モスクワ、樺太でも50度)。ケルト前の遺跡があったり、スカンジナビアの植民地であったり、今でも独自の文化が息づいている、とか。
当然、白夜の地。シェットランドの白夜には「Simmer Dim」の別名があり、ここから「シマージン」。また、シェットランドには「Reel」と呼ばれる伝統的なダンスがあり、ここから「リール ジン」。まさに、地域を意識したネーミング。なお、リールジンには、オリジナルとシマーがある。
そのシェットランドの蒸留所から少量ずつ提供されるジン。キーボタニカルはアップルミント(ハーブ)の葉、オレンジ系シトラス、リコリスなど。飲んでみると、北欧系ではあるが、柔らかさもある。ボトル姿も温かみを感じさせる。暖炉の前で、時にホットで、うとうとと・・・、うととうと・・・。ラベルのオレンジの渦巻きに引き込まれていく・・・。
ジン、各国・地域、時代によって実に多様。読み取れるものあるが、難しいものも。少しでも感じながら飲むことができればと思う。そのためにも、ブログで整理しながら紹介していきたい。正月にあたり、今年の所信でした。呑み助の所信は、総じていい加減です。